怪しげな研究所で囚われていた少女『シンシア』は目を覚ますと、自分の身体に異変を感じた。

彼女の身体には、研究所が生み出した凶悪な生命体『ベリアル』が憑りついていた。

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寡黙で冷静なシンシア、狂暴で鬱陶しいベリアル。

互いに相容れない様子の二人だったが、研究所から外に出たいという願いはどちらもが抱いていた。

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最終的にはお互いを利用しあう関係として、研究所からの脱出を目指すことになる――。